10 กรกฎาคม 2013
「機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN~」プレミアム上映会レポート!
小川P、綿田監督、キャラクターデザインの千葉道徳氏が登壇!
フリット、アセム、キオ。3世代に渡るアスノ家の3人の少年たちと、彼らが乗り継いでいくガンダム、そして地球へ侵攻するヴェイガンとの戦いを描き1年間に渡り放送された「機動戦士ガンダムAGE」。フリット編、アセム編、キオ編、三世代編、と人間の生き様や葛藤、愛情をリアルに綴ってきたその物語を再構成した『機動戦士ガンダムAGE~MEMORY OF EDEN~』が完成し、バンダイナムコ未来研究所ファンシアターにてプレミアム上映会が行われた。
アセム編以降の物語を再構成し、新たなシーンを追加した本作は、なんと総時間約150分に及ぶ大作。そのため上映会は前半の72分、後半の78分に分けられての上映となった。また、上映前後にはプロデューサーであるサンライズの小川正和氏、綿田慎也監督、さらに後編上映後にはキャラクターデザインを務めた千葉道徳氏を迎えてのトークショーも開かれ、集まったファンを楽しませた。
「前編はアセム・ゼハートの学生時代の物語がメインで、新作パートも多く、紆余曲折ありましたが、だいぶいい感じにまとまった」と、登壇した小川氏は前編の見どころを語った。視聴者が1度は見たことのある場面も、「少しずつ直しているうちに新作パートが増えていった」というだけに一瞬たりとも目が離せない内容。改めてアセムとゼハート、そしてロマリーの学生としての幸せな時間を繊細に描き、追加シーンを見たファンは思わず歓声をあげるほどの新鮮さを味わっていた。
前編の上映が終わると、小川氏と綿田監督とのトークショーがスタート。今作を制作した経緯について尋ねられた小川氏は「TVシリーズの時には、48話の中で出来なかったこともあり、新作パートも少ない単純な総集編であればやらない方がいいなと思っていたんです。でも、やれるだけやってもいいと言われた気がしたので、それであれば作ってみようと思いました」と誕生秘話を披露。TVシリーズ本編でも数話演出を担う綿田監督も「当時、実際アニメにはならなかった案もあったのですが、そういうのを1回やりなおしてみるというアニメの作り方はなかなかないので、良い機会だと思ってやってみました」と話すなど、今作の立ち上がりの話には会場も興味津々で聞き入っていた。
そしてイベントは後編の上映へ突入。三世代編の総集編であり、ゼハートの心情が丁寧に描かれた印象のある後編は、上映中に会場からすすり泣く声も聞こえるほどだった。
この感動を呼んだ大作を語るために、上映後には小川氏と、綿田監督の2人に加え、キャラクターデザイン担当の千葉氏も登壇。大きな拍手が湧いた。
後編について「後半の、激闘編をまとめるにあたって、ゼハート視点にしようということはわりと早いうちからあったので、作っているうちにゼハートが軸のお話になっていきましたね」と語った綿田監督。「48話で描き切れなかった部分を描いてほしい」という小川氏からのオファーがあっただけに、自身も感じていたり、やりたかった手法を入れていくことで、物語を支える新作パートも増えていったという。そんな作品について、未だ客観的に見れないと話す千葉氏だったが、「お客さんが喜んでくれたら嬉しい」と話し、その言葉に湧きあがった大きな拍手を前に笑顔となっていた。
キャラクターを大切にし、物語を愛したスタッフが集結し、改めて作り上げた本作は、本放送でゼハートの最後を描いた48話「絶望の煌めき」が「長編大作」となって帰ってきた、そんな印象だ。この『機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN~』がAGEのファンの心の中で、アセムとゼハートが生きてきた物語として刻まれることは間違いない。
機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN~
【Blu-ray】
品番: BCXA-0767
価格: 7,140円(税込)
発売日:7月26日
仕様:149分/リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9
【DVD】
品番: BCBA-4538
価格: 6,090円(税込)
発売日:7月26日
仕様:149分/ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層×2枚/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
■Blu-ray&DVD共通特典
・ジャケットはキャラクターデザイン千葉道徳、チーフメカアニメーター大塚 健新規描き下ろし
・特製解説書「AGE-FILE」
アセム編以降の物語を再構成し、新たなシーンを追加した本作は、なんと総時間約150分に及ぶ大作。そのため上映会は前半の72分、後半の78分に分けられての上映となった。また、上映前後にはプロデューサーであるサンライズの小川正和氏、綿田慎也監督、さらに後編上映後にはキャラクターデザインを務めた千葉道徳氏を迎えてのトークショーも開かれ、集まったファンを楽しませた。
▲バンダイナムコ未来研究所ファンシアターで行われたイベント。スクリーンにはアセムとゼハートが背を向けあうキービジュアルが表示され、物語のイントロとして観客の心に刻まれた。
▲実は女性でも作れるというガンプラ。新作も続々発表されている中、今回のイベントでもガンダムAGE オリジナルMSガンプラコンテストの受賞発表も行われた。
※写真はプレミアムバンダイから発売されるプラモデルです。
※写真はプレミアムバンダイから発売されるプラモデルです。
「前編はアセム・ゼハートの学生時代の物語がメインで、新作パートも多く、紆余曲折ありましたが、だいぶいい感じにまとまった」と、登壇した小川氏は前編の見どころを語った。視聴者が1度は見たことのある場面も、「少しずつ直しているうちに新作パートが増えていった」というだけに一瞬たりとも目が離せない内容。改めてアセムとゼハート、そしてロマリーの学生としての幸せな時間を繊細に描き、追加シーンを見たファンは思わず歓声をあげるほどの新鮮さを味わっていた。
前編の上映が終わると、小川氏と綿田監督とのトークショーがスタート。今作を制作した経緯について尋ねられた小川氏は「TVシリーズの時には、48話の中で出来なかったこともあり、新作パートも少ない単純な総集編であればやらない方がいいなと思っていたんです。でも、やれるだけやってもいいと言われた気がしたので、それであれば作ってみようと思いました」と誕生秘話を披露。TVシリーズ本編でも数話演出を担う綿田監督も「当時、実際アニメにはならなかった案もあったのですが、そういうのを1回やりなおしてみるというアニメの作り方はなかなかないので、良い機会だと思ってやってみました」と話すなど、今作の立ち上がりの話には会場も興味津々で聞き入っていた。
▲中央に立つ綿田監督、右にプロデューサーの小川氏。前編を終えてのトークではこの作品を作るに至るまでの話などが語られ、ファンもじっと聞き入っていた。
そしてイベントは後編の上映へ突入。三世代編の総集編であり、ゼハートの心情が丁寧に描かれた印象のある後編は、上映中に会場からすすり泣く声も聞こえるほどだった。
この感動を呼んだ大作を語るために、上映後には小川氏と、綿田監督の2人に加え、キャラクターデザイン担当の千葉氏も登壇。大きな拍手が湧いた。
後編について「後半の、激闘編をまとめるにあたって、ゼハート視点にしようということはわりと早いうちからあったので、作っているうちにゼハートが軸のお話になっていきましたね」と語った綿田監督。「48話で描き切れなかった部分を描いてほしい」という小川氏からのオファーがあっただけに、自身も感じていたり、やりたかった手法を入れていくことで、物語を支える新作パートも増えていったという。そんな作品について、未だ客観的に見れないと話す千葉氏だったが、「お客さんが喜んでくれたら嬉しい」と話し、その言葉に湧きあがった大きな拍手を前に笑顔となっていた。
▲司会と監督の手元にあるのが本作の台本。激闘編である後編よりも倍以上の厚みがある前編の台本はそれだけ内容の濃さを表している、と話す。
キャラクターを大切にし、物語を愛したスタッフが集結し、改めて作り上げた本作は、本放送でゼハートの最後を描いた48話「絶望の煌めき」が「長編大作」となって帰ってきた、そんな印象だ。この『機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN~』がAGEのファンの心の中で、アセムとゼハートが生きてきた物語として刻まれることは間違いない。
文/えびさわなち
【Blu-ray】
品番: BCXA-0767
価格: 7,140円(税込)
発売日:7月26日
仕様:149分/リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9
【DVD】
品番: BCBA-4538
価格: 6,090円(税込)
発売日:7月26日
仕様:149分/ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層×2枚/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
■Blu-ray&DVD共通特典
・ジャケットはキャラクターデザイン千葉道徳、チーフメカアニメーター大塚 健新規描き下ろし
・特製解説書「AGE-FILE」
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