30 มิถุนายน 2014
ここでしか聞けない裏話が続々明らかに!?「シャアの日常 コミックス2巻発売記念トークイベント」レポート
連載前の秘話や本田雅也先生と南北先生一押しシーンの紹介も!
東京・お台場のニフティが運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」では、6月26日(木)に「シャアの日常 コミックス2巻発売記念トークイベント」が行われた。
イベントは、月刊ガンダムエースで好評連載中の「シャアの日常」のコミックス最新第2巻が同日6月26日(木)に発売されたことを記念して開催されたもので、トークショーには同作品の脚本を担当する本田雅也先生と、月刊ガンダムエース副編集長の財前氏が登壇。「シャアの日常」連載前の裏話や、著者の一押しのシーンなど盛りだくさんの内容が語られた。
▲月刊ガンダムエース副編集長の財前氏と、「シャアの日常」の脚本を担当する本田先生。なんと2人は大学時代の同級生であるという。
まずは、「シャアの日常」が生まれた経緯として、「記憶喪失のシャアが四畳半の部屋で目を覚ます」という現在の「シャアの日常」に辿りくまでには、紆余曲折を経た本田先生。
当初は“ナイーブな天然パーマの男の子”とシャアが出会う物語として、自称アムロの男の子が記憶喪失の少年をシャアとして育ていく、という話だったことが明かされた。その後やはりシャアのみに絞ろうということで、現在の形に落ち着いたという。
丁度その頃、漫画を担当する南北先生と出会い、はっきりとした1話の構想が決まらず、練っている中で南北さんに思いつくままに画を描いてもらい、徐々に物語の構想が固まっていったとのこと。
初期に生まれたネームは、いきなり世間に馴染んでいるシャアを描き、体中から発する高貴な空気に逃げ出した鹿がいきなり懐くという、現在の「シャアの日常」にも近い形となっていた。ただ、漫画の1話としては相応しくなく、読み切り漫画のようになってしまったため、現在の第1話になったという。
▲貴重なパイロット版の資料や未公開ネームの一部も公開!
続いては、ついに発売された第2巻から、本田先生と南北先生がおすすめするシーンを紹介するコーナーへ。
まずは、第2巻19ページ、第十四話「シャアの誘導」の最後のコマが紹介され、「僕、南北先生の描く後姿がすごく好きで」と語り始める本田先生。「キャラがこっちを見ていないのにこっちを見ているぐらい想像させてくれて、シャアとガルマの仲の良さが伝わってくる」と大いに語った。
続く26ページ、第十五話「シャアの運転」では、「好きな色なので直進した」を挙げる本田先生。シャアが大ゴマで描かれるシーンだが、「こいつに何を言っても無駄だ」という表情をするガルマが堪らないという。シナリオでは表現できない行間、セリフのないコマにこそ南北先生の漫画の魅力があると熱弁した。南北先生も、同じ場面がお勧めシーンとして挙げ「有無を言わせないゴリ押し感がシャアっぽいですね」とコメントした。
また、当初シナリオを読んだ際、その後デギンが登場してくる場面が面白いところだろうと予想していたという財前氏だが、南北先生の漫画になると、このシーンが一番面白いシーンに仕上がっていて驚いたとのことだ。
また、111ページ第十九話「シャアの甘味」では、ガルマが「僕の勝ち!!!」と1ページ丸々使って高らかに宣言するシーンを「ガルマの人として問題のある部分が全て出ているシーン」と紹介すると、会場から笑いが起こる。「元々のシナリオでは、『つまり・・・僕の・・・勝ち・・・?』という一言のみだったんですが、南北先生が1ページを使って強調してくれて、すごくいいコマに仕上がっています」と本田先生も太鼓判を押した。
第2巻の最後の収録話である第二十三話「シャアの桃太郎」からは、182ページの下から2番目のコマ、「ガルマ」が頬を膨らませるシーンを紹介。「これを観るとガルマってやっぱり問題ある人間だなぁと思いますね(笑)。ガルマは、この顔さえしてれば何とかなる、周りが何とかしてくれると知っている。これと切腹をすればなんとかなると思っている」と、ガルマというキャラクターが持つ面白さを語った。
▲「南北先生の描く後姿は素晴らしい。今日はこれだけでも覚えて帰ってください」と熱弁する本田先生。
▲問題の、ガルマが頬を膨らませるシーン。この細いコマですら見る人の笑いを誘う。
そのほかにも、第2巻収録話数の中から多数の名シーンが紹介され、すぐにでも漫画をもう一度読み返したくなるようなトークが繰り広げられた。
休憩を挟んでの第2部では、「シャアの日常」の単行本や「月刊ガンダムエース」などに登場する、シャアのものまねでおなじみの芸人・ぬまっちの写真を紹介するコーナーに。
大阪と東京でそれぞれ1回ずつ撮影が行われ、これまでに告知に使用した写真のほかにも多数の写真が存在するということで、今回お蔵だしの公開となった。
▲大阪での撮影では、現地の方々も快く撮影に協力してくれたという。
▲第2巻に収録される第二十話「シャアの激走」にも繋がる、自転車に乗るぬまっち。実はこの自転車はぬまっちのお母さんの私物であるらしい。
▲こちらは東京で撮影された1枚。本田先生も「『私に喋りかけないで、間に合ってますから』って感じが良いですね。犬もグーってなってますし」とコメント。
▲撮影するうちにカメラマンとぬまっちがどんどん盛り上がっていき、最高潮に達した結果がこちらの1枚。「止められないでしょ」とは財前氏の談。
多数の写真が公開され、財前氏からは「もしこういうシーンが『シャアの日常』に出てきたら、こういうところからネタが生まれるんだなと思っていただければ」と語られた。
また、「シャアの日常」という作品について、KADOKAWA社内で「シャア日(にち)」と略して呼ぶ風潮が生まれだしている、と財前氏が語り、今後はぜひとも「シャア日」と略してくださいと来場したファンに呼びかけた。
来場者からの質問に答える質疑応答のコーナーに移ると、『機動戦士ガンダム』のセイラさんも、「シャアの日常」のセイラちゃんも大好きだという女性から、「なぜシャアの日常のセイラちゃんはあんなキャラクターになったんですか?」との質問が飛び出す。
本田先生は、「当初シャアが日和った発言をするごとに「軟弱者!」とシャアを叩くキャラクターだったが、“あまりに普通すぎる”ということで現在のキャラクターになりました」と回答した。
そのほか、「次に出てくる『ガンダム』のキャラクターは誰でしょうか」という質問には、「キシリアやギレンとか、ザビ家の兄弟は何かしらの形でみんな出してもいいかなと思います。ただ、セイラちゃんをはじめとした既に登場したキャラクターもどんどんフィーチャーしていきたいです」と語りつつ、「逆にランバ・ラルは、『ガンダムビルドファイターズ』にラルさんが出てしまったから・・・、やられてしまったなという感じです」と冗談交じりにコメントした。
イベントの最後は、来場者へのプレゼントとして、南北先生が描くイラストに本田先生がサインを描いた色紙や、サイン入りのガンプラなどの豪華賞品を巡るじゃんけん大会が実施された。
▲「シャアの日常」の人気キャラクターが描かれたイラスト色紙が賞品とあって、会場はヒートアップ!
▲さらに、来場者全員に「シャアの日常」複製原画もプレゼント!ページがランダムで封入され、自分の好きなキャラクターが描かれているページかどうか一喜一憂していた。
角川コミックス・エース「シャアの日常」は1~2巻がKADOKAWAより好評発売中。また、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」でも第1巻の電子書籍が好評配信中だ。
累計20万部を突破し、破竹の勢いをみせる“謎が謎を呼ぶシャア専用コミックス”「シャアの日常」をまだ読んでいない人は、ぜひこの機会に読んでみよう。
(ガンダムインフォ編集部)
シャアの日常 コミックス2巻発売記念トークイベント
[日時] 2014年6月26日(木)
[会場] 東京カルチャーカルチャー
[日時] 2014年6月26日(木)
[会場] 東京カルチャーカルチャー
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