全日本模型ホビーショー2013「ガンダムビルドファイターズ」スペシャルステージレポート

　晴天に恵まれた2013年10月11日（金）から13日（日）、千葉・幕張メッセにて第53回 全日本模型ホビーショー2013が行なわれ、13日に「ガンダムビルドファイターズ」のスペシャルステージが開催された。
　レイジ役の國立 幸（こくりゅう・さち）さん、ユウキ・タツヤ役の佐藤拓也さんが司会進行を務め、まずは10月7日に放送された第1話「セイとレイジ」が巨大スクリーンで上映された。

國立：	実は第1話を見るのはこれで5回目なんですが、また見たいなと思いました。第2話以降ももちろんなんですが、第1話は何度も見たくなるおもしろさがあるんですよね。
佐藤：	第1話でセイ＆レイジとガンプラファイトをしたサザキがいいキャラクターしてました（笑）。 それにビルドストライクガンダムと戦う最初の敵が、まさかギャンでくるとは思わなかったでしょう？ 渋いですよね。
國立：	本編が終わった後に、HGUCギャンが売り切れたっていう話を聞きました。今世紀でこんなにギャンが売れたのは初めてだと（笑）。本当に反響がすごかったんですね。
佐藤：	でも皆さんがいちばんビックリしたのが、どこかで見たことがある“青い巨星”によく似たラルさんだと思うんですよ（笑）。あそこがやっぱり往年のガンプラファンがニヤリとするポイントじゃないかと。

　「ビルドファイターズ」にはアニメの「ガンダム」シリーズを匂わせるネタやセリフが出てきたり、実際のガンプラや最新の商品が本編でも扱われている。ステージには川口名人ならぬカワグチメイジンが登場し、作品に散りばめられた細かいネタが紹介されていった。トークでは先ほどのラルさんが放送当日のTwitterでトレンド・ランキング入りしていたという話題も飛び出していて、ラルさんの登場は放送までトップシークレット扱いだったそうだ。アフレコ現場でもラルさん役・広瀬正志さん（『機動戦士ガンダム』でランバ・ラル役を務めた方！）の収録になると、周りの男性キャスト陣が一ガンプラファンに戻っていたという。「ビルドファイターズ」は見る側・制作する側の両方で盛り上がれて、いろいろな見方ができる作品になっている。
　続くガンプラトークでは、國立さんと佐藤さんがデザインしたモビルスーツを公開。実際にバンダイ ホビー事業部が制作した作例が披露された。これにはデザインを手がけたお二人も大興奮！

國立：	私の名前「國立（こくりゅう）」にちなんで、黒龍を背負ったビルドストライクなんです！ 背中のビルドブースターに付いているのは☆で、キラキラさせてくださいとお願いしたんです。逆にビルドストライクのほうは黒龍本体のつもりなので真っ黒に｡自分で描いたデザインは……なんですが（笑）、本物はすごくカッコイイんです！！ ビルドブースターは離れると龍になるし頭からは火を吹きます。合体状態でつばぜり合いになったときに接近戦の切り札にもなるんですよ。リクエストどおりビルドブースターにスパンコールがいっぱい付いていてキラキラです☆
佐藤：	僕のはザクアメイジングがベースですね。 『逆襲のシャア』に登場したレズン・シュナイダー専用ギラ・ドーガと同じカラーリングが見たいという、個人的な趣味でブルーにしています。 ポイントは足のロケットランチャー。ザクアメイジングだとロケットランチャーが肩に付いているんですが、やっぱりザクなら足に付いていてほしいかなと。 それと盾も欲しかったので、グフ・カスタムのガトリングシールドがあるとトリッキーな動きができるんじゃないかと思ってオーダーさせていただきました。 実際に手に取ると、手が震えるほどうれしいです！！

　佐藤さんのザクアメイジングは、サプライズで当日まで本人には内緒にしていたもの。しかもカワグチメイジンみずからによる作例で、佐藤さんは「すげぇ～！！超カッコイイ！！」と叫ぶほどの喜びようだった。

カワグチ：	『ビルドファイターズ』の放送を見て『作りたい！』と思っていただけた方が、けっこう多いと聞くんですよ。第1話は作品の紹介がメインだったので、第2話以降からは本格的なガンプラバトルに入っていくと思います。 ぜひTVをご覧になって、好きなったガンプラを作って楽しんでいただけたらありがたいですね。
國立：	『ビルドファイターズ』が何かをしたいという気持ちの発端になれたというのが、すごくありがたくて。皆さんから『ガンプラ作りました！』という写真をいただくとすごくうれしくなるんです。 この作品が皆さんのオリジナルを作れる機会になるのであれば、私たちもますます応援したくなっちゃいますね。
佐藤：	『ガンダム』は30年以上の長い歴史と作品の数があるシリーズなので、昔からのファンの皆さんにはもっともっと好きな気持ちをガンプラに込めていただきたいと思いますし、これから『ガンダム』を知るという子供たちにはいろんなモビルスーツ、ガンプラがあるんだとということを知ってほしいですね。 それぞれの目線でガンプラを楽しんでもらえたらと思います。

　「ガンダムビルドファイターズ」はテレビ東京系6局ネットでは毎週月曜日の夕方6時から、BS11では毎週日曜日の夜7時から、アニメ公式サイト・バンダイチャンネルでは毎週月曜日の夜9時から一週間の本編無料配信中。本編に登場するガンプラも続々リリースされるので、アニメを見た後は、カッコイイと思ったガンプラにチャレンジしてみよう！

実は前夜祭で黒龍のビルドストライクガンダムを見たお客さんから『これ作ります』とおっしゃってくださって。もしこれでガンプラビルダーズワールドカップに出ていたら、私もう泣いちゃいます（笑）（國立）

このザクの名前は『佐藤専用ザク拓也スペシャル』です。こういうのはわかりやすいのがいちばんですよね（笑）。
皆さんもこだわりのガンプラを作ってみてください。完成した姿を目の前にするとやっぱりテンションが上がりますよ。（佐藤）

美術スタッフさんが頑張ってくださったおかげだと思うんですけど、本編ではガンプラのパッケージアートもちゃんと描き込まれているんですよ。
それにイオリ模型のショーケースの中にガンプラが並んでいて、模型屋の雰囲気をうまく表現してもらっていると思います。（カワグチ）