10月30日(土)、お台場・東京カルチャーカルチャーにて、『機動戦士ガンダムSEED』がお届けするスペシャルトークライブ第2弾「SEED PARTY 2012 ~星空の集い~ PHASE-2.0」が開催された。
イベントは、急遽駆け付けたニッポン放送アナウンサー、吉田尚記氏を司会に、アスラン・ザラ役の石田 彰氏と福田己津央監督をゲストに迎え、生アテレココーナーや機動戦士ガンダムSEED 名ゼリフランキングの結果発表などが行われ、大盛り上がりとなった。
それではイベントの様子を早速レポートしていこう。
当日はあいにくの雨模様にも関わらず開場前から多くの来場者が詰め掛け、イベントに対するファンの期待の高さがうかがえた。
来場者は、机に並ぶスペシャルメニューの一覧や、「ガンダムSEED」にちなんだ「種」のプレゼントなど、まさに“パーティ”のムードに心を躍らせる。
厨房では、オーダーを待つスペシャルメニューがずらり!数量限定で用意された、アスランの好物である「ロールキャベツ」や、パンケーキは早々に売り切れとなるなど、高い人気を集めていた。
さらに、現在プレミアムバンダイにて予約受付中のGUNDAM SEED カフェスタッフVer.タンブラー「キラ」、「アスラン」の展示も行われ、初めて見るイラストが描かれたファン垂涎のアイテムに、多くの来場者が目を奪われていた。
いよいよお待ちかねのゲストが登壇。石田 彰氏の登場で歓声が上がる中、前回イベントに倣い石田氏が音頭をとる乾杯からイベントがスタート。
「こんなにおいしそうな匂いのするイベントは初めてです」と、石田氏。会場は、ゲストとファンとの距離が近いイベントならではの暖かい雰囲気に包まれていた。
まずは、『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』の映像とともに生コメンタリーを行うコーナーがスタート。先日、ガンダムインフォにて実施された「生コメンタリー人気投票」にて選ばれた、第2位「PHASE-32 慟哭の空」と、第1位「PHASE-35 舞い降りる翼」の生コメンタリーが行われた。
福田監督によると、「PHASE-32」はストーリーの中で、「怒りに任せて戦った2人が、撃った後に何が残るか」を描いた話数で、さらにこの話数は、『ガンダムSEED』の中で唯一、キラ役、保志総一朗氏が収録に来なかったという裏話も披露。
コメンタリーの中で、自分が演じる“アスラン”というキャラクターについて問われた石田氏は、「こう振舞わなければいけない、自分はこうでないといけないという枠組みにきっちりとはめられたキャラクターだけれど、弱い部分もあるだろうっていうのがあって。
僕自身もそんなに、何があっても大丈夫な強い人間ではないので、“そういうところをコイツは持っているだろうから、アスランにしてやれ”と選ばれたんだと思う」と、自分との共通点について語った。
さらに監督から、「女性キャラで誰が好き?」という質問をされると、石田氏は「当時はきっと違うことを言ったと思いますが、今の目線で言うと、ナタルさんがいいかと思いますね。ほかの人たちは色々と翻弄されている中、すごく答えをはっきり持っている人で、色々あって“それでも自分で覚悟を決めて、こっちで行くんだ”と決めている人で、見ていてすがすがしい。そんなに無理しなくていいのに、と歳を重ねて思えるようになった」とコメントした。
監督からは「32話でアスランがザフトに引き渡されるとき、実は普通の服の下にパイロットスーツの靴だけ履いているんだよ」という豆知識もポロリ。
さらに、休憩を挟んで行われた、「HDリマスター版」と「SD版」のBefore・Afterを見比べるコーナーでは、「Phase-32慟哭の空」から、ストライクとイージスの戦闘シーンを上映。
Beforeでは、演出として止め画の連続で見せているところを、HDリマスター版ではアニメーションで見せる。
SD版でも十分迫力のあるシーンに、司会の吉田氏から福田監督へ「なんでリマスターしたんですか?」というストレートな質問がぶつけられると、福田監督は、「以前のものを見て不満のある部分はもちろん、プラスアルファの部分も演出を変えたりして、“時代に合わせた直し”が施してある。今までと同じものを出してまた買ってもらおうなんてことはできない。俺だって買いたくないもん!(笑)買った人が“お金出して買った甲斐があるよ”と言ってくれれば嬉しい」と、リマスタープロジェクトに対する意気込みを語った。
続いて、先日ガンダムインフォにて実施された「第2回 機動戦士ガンダムSEED 名ゼリフランキング」の結果発表を実施。
ランクインしたセリフをその場で石田氏がアテレコするという大サービスに観客は大盛り上がり。さらに司会の吉田氏がラクスのセリフをアテレコし、自ら“誰得”と評価すると会場は大きな笑いに包まれた。
第5位に選ばれた「心配しなさんな、忘れた?俺は不可能を可能にする男だってこと。」に対するコメントの中で、実は第1回のランキングでもムゥの「不可能を可能に~」というセリフが第5位に選ばれたということで「きっと次回のイベントでもムゥの“やっぱ俺・・・不可能を可能に・・・”のセリフがきっと5位に入ってきますよ(笑)」と会場を沸かせる石田氏。
そして来場者・視聴者が1位のセリフを予想する中、「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで本当に最後は平和になるのかよ!?」というセリフが第1位を獲得。その名セリフを、石田氏が、ものまねでなく、声優・石田 彰として熱演すると、生ならではの迫力に会場に居る誰もが息を呑んだ。
続いて、2012年12月21日(金)発売予定の「機動戦士ガンダムSEED HDリマスター Blu-ray BOX4」のジャケットイラストが初披露され、さらに次回「SEED PARTY 2012 ~星空の集い~ PHASE-3.0」が12月1日(土)に開催されること、そのゲストとしてキラ・ヤマト役の保志 総一朗氏とアスラン・ザラ役の石田 彰氏が揃って登壇することが発表されると、一際大きな歓声が響いた。配信の最後は、石田 彰氏と福田監督による、来場者と配信視聴者へ向けたコメントによって締めくくられた。
石田 彰(アスラン・ザラ役)
「『ガンダムSEED』のBlu-ray化でまたイベントが出来て、みなさんにこんなに集まって盛り上がっていただけて、SEEDをやってよかったなという気持ちもひとしおです。次回もまたイベントがありますので、また皆さんとSEEDの話が出来ればいいなぁと思います。次もまた名セリフ人気投票があると思うので、ぜひともそのときはムゥさんのセリフを5位にしてください(笑)。ありがとうございました」
福田己津央(監督)
「まだ4巻目を目下作業中で、イベントが終わったらまたチェックに行かなければいけないんですが、かなり力を入れて作っています。ギリギリのスケジュールまでとにかく直せるものは直して、なるべく良い状態で皆さんに見ていただきたいと思いますので、ぜひ皆さんよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」
配信が終了すると、続いて来場者への特別プレゼント抽選がスタート。石田氏、福田監督によるくじ引きで豪華アイテムがプレゼントされた。
さらに、『機動戦士ガンダムSEED』放送当時に監督が使用していた台本が、なんと総勢27名にプレゼントされるという大盤振る舞い。
しかも監督自ら手渡すという大サービスに、当選した来場者は嬉しいサプライズに感激しきり。そしてサプライズとサービスが盛りだくさんのイベントは幕を閉じた。
なおイベントのうち生コメンタリーコーナーの様子が、今週11月30日(金)23:00より公式サイト、バンダイナムコライブTV、バンダイチャンネルにてライブ配信される。
配信では、今回レポートした内容のほかにも、福田監督、石田彰氏から見た保志総一朗氏についてや、監督の“オーロラ”に対するこだわりなど貴重なトークが繰り広げられている。
今週末の12月1日(日)19:00からは、トークライブ第3弾「SEED PARTY 2012 ~星空の集い~ PHASE-3.0」が開催され、当日は「ガンダムSEED公式サイト」、「みんなでストリーム」、「ガンダムインフォ」の3サイトにて無料でライブ配信されるぞ!
今週金曜日は、ライブ配信を観て12月1日(日)のイベントに向けて気持ちを盛り上げよう!
最終巻となる「機動戦士ガンダムSEED HDリマスター Blu-ray BOX 4」はいよいよ2012年12月21日(金)発売!HDリマスタープロジェクトでより美しくなった『機動戦士ガンダムSEED』をぜひとも楽しもう!
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